ラズパイでELECOM WDC-150SU2MをAPにはできなかった
買ったもののほこりかぶって使ってなかったラズパイを活用しようと思い、 無線LAN中継器的なものを作ろうとしたのですが、 安さに惹かれて適当に買ってきた無線LAN子機との相性が悪くて苦労しました。
買ったのはタイトルにある通り、ELECOMのWDC-150SU2M。
で、ネットを調べると多々ある通り、ラズパイとは相性が悪く使うの面倒だった上、 本来の目的であるAPとしての利用ができなかったので悲しみに包まれました。
そこで、仕方なく従来使ってた無線LANコンバータ (旧型のラズパイ*1を使っているため、LANポートを有効活用させている)の方をAP化することで なんとかできました。 AP機能つけてくれれてありがとう、無線LANコンバータ。
最後に、備忘録をつけて終わります。
rpi-update
ラズパイの標準?OSのRaspbianとかファームウェアとかを更新してくれるコマンドらしいのだけど、 ラズパイ2から付属するようになったのかな? という感じで旧型のラズパイにはなかった。 けれどもapt-getでふつーにインストールできてふつーにアップデートできました。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install rpi-update $ sudo rpi-update
WDC-150SU2Mのドライバについて
これを拾ってくるのが大変だった。
参考にしたのは以下の記事。
ラズパイ2とありますが旧型のラズパイでも使えます。 上の記事にもある通り、検索すると先に引っかかる方のやり方では 認識しない……、というか僕の環境ではカーネルパニックかなにかを起こして再起動を余儀なくされました。
ただ、こっちもちょっとした罠があって苦労しました……。
有志の方が2013年に最初に公開してから執筆現在に至るまで、 日々Raspbianのバージョンに合わせたドライバをせっせと作って公開してくださっていて 非常にありがたいのですが、ときどきファイル名が間違っていることがあるようで……。
僕の環境(uname -a
の結果)は「4.1.15+ #830」なので、
「8188eu-20151215.tar.gz」をダウンロードしてくれとのことだったのですが、
実際には「8188eu-20151216.tar.gz」じゃないとファイルが存在しないためダウンロードできず……。
もしかしたら、他にもある可能性があるので、チェックするといいかも知れません。
hostapd.confのdriver設定について
まあ、APとして使えないので意味のない情報なんですけど、 上記ドライバを入れたときは、
driver=nl80211
で使えます。
サードパーティ製のhostapdを使ってdriver=rtl871xdrv
を有効にしたときと比べても、
ちゃんと動いている印象です。
*1:Model B