Windows Terminalの現時点での設定可能項目について
数日前にMicrosoft Storeで公開されたWindows Terminalを インストールしていろいろいじってみたので、2019/06/27時点での設定ファイルの書き方や設定内容について、 自分への備忘録的にまとめておこうと思います。
(2019/06/29 追記) もうちょっと実際に設定するなどして内容をアップデートしました
注意
- あんまり情報がないので、Try&Errorだったりソースコードからの推測だったりで書いている情報があります
- 調べても現時点でよく分かんないこともたくさんあります
- 誤った情報が盛りだくさんの危険性があります
- プレビュー版に対する設定ファイルの書き方なので、後日めちゃくちゃ変更される可能性があります
- そのうちMicrosoftくんが公式のドキュメントをまとめてくれるかもなので(すでにある?)、そっちがあったらそっちを見てください
設定ファイルの開き方
Windows Terminal上部にある「+」の横をクリックして出てくるメニューのSetting
を選びます。
なおこのファイルは、以下に配置されています。
C:\Users\$USER\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_{ランダムな英数字列}\RoamingState
設定ファイルの構造
大きく分けて、下のような構造になっています。
{ "globals" : { Windows Terminal 全体の設定 }, "profiles" : [ { コマンドプロンプトとかPowerShellとかWSLとか、 Windows Terminal経由で起動するプログラムの設定 } ], "schemes" : [ { カラースキーマの設定 } ], }
設定内容(2019/06/27時点)
カラースキーマ設定
"schemes"
に設定を追記していきます。例えばデフォルトのカラースキーマの1つであるCampbellの設定は次のとおり。
{ "background" : "#0C0C0C", "black" : "#0C0C0C", "blue" : "#0037DA", "brightBlack" : "#767676", "brightBlue" : "#3B78FF", "brightCyan" : "#61D6D6", "brightGreen" : "#16C60C", "brightPurple" : "#B4009E", "brightRed" : "#E74856", "brightWhite" : "#F2F2F2", "brightYellow" : "#F9F1A5", "cyan" : "#3A96DD", "foreground" : "#F2F2F2", "green" : "#13A10E", "name" : "Campbell", "purple" : "#881798", "red" : "#C50F1F", "white" : "#CCCCCC", "yellow" : "#C19C00" },
name
がカラースキーマ名で、background
およびforeground
がそれぞれ背景色と前景色。
あとはキー名の通り、各色の設定です。
使い方は、後述のprompt
設定において、
使用するカラースキーマ設定にname
に指定した名前を設定することで
そのカラースキーマが適用されます。
デフォルトでいくつか定義されているけど、そんなに数も多くないし、 自分で作るっていうのもあれなので、先人が作ってくださった設定をコピペして使うのがいいと思います。
mac使っている人とかにはおなじみのiTerm Color Schemesに なんとWindows Terminalで使うための設定ファイルがWindows Terminalの公開に合わせて用意されている(!!)ので、 ありがたくそれを使わせてもらうと捗ります。
グローバル設定
Windows Terminalの挙動を定義するもので、次の項目が設定可能です。
globals
設定に記載します。
"globals" : { "alwaysShowTabs" : true, "defaultProfile" : " ... ", "initialCols" : 120, "initialRows" : 30, "keybindings" : [ ... ], "requestedTheme" : "system", "showTabsInTitlebar" : false, "showTerminalTitleInTitlebar" : false },
設定名 | 設定可能値 | 内容 |
---|---|---|
alwaysShowTabs |
true/false | 常時タブを表示する。falseかつshowTabsInTitlebar もfalseだと起動時にタブ領域が表示されないし、ついでにGUI操作で新しいタブを開いたり設定ファイルを開いたりできなくなる。 |
defaultProfile |
文字列 | Windows Terminal起動時に起動するprompt 設定のguid の値 |
initialCols |
整数値 | 【憶測】画面起動時の画面幅(桁数) |
initialRows |
整数値 | 【憶測】画面起動時の画面高さ(行数) |
keybindings |
別記 | ショートカットキー設定 |
requestedTheme |
system /dark /light |
UIテーマdark /light はそれぞれダークテーマ・ライトテーマでsystem はシステム設定に合わせる、というものだと思います。あと、これ以外の値を設定した場合は多分 system になります。下記参照 |
showTabsInTitlebar |
true/false | trueだとタイトルバーと切り替えタブが融合する |
showTerminalTitleInTitlebar |
true/false | trueだと選択しているタブのタイトルがタイトルバーにも表示される。showTabsInTitlebar がtrueだと一見何が変わったのかよく分からないですが、ちゃんとタスクバーにマウスカーソル持っていくと、表示されるテキストがこの設定の影響を受けます |
requestedTheme
showTabsInTitlebar
ショートカットキー設定
global
設定中のkeybindings
に設定します。
"globals" : { "keybindings" : [ { "command" : "closeTab", "keys" : [ "ctrl+w" ] }, ... ] }
設定名 | 設定可能値 | 内容 |
---|---|---|
command | 別表 | ショートカットキーで実行する操作。別表に設定可能値を記載 |
keys | 文字列の配列 | ショートカットキー 書き方はデフォルトの設定を見れば分かると思うので割愛。配列になっているから複数設定できそうだけど、現時点ではできないようで、設定するとなかったことにされます(設定が削除されます!) |
command
に設定できるものは、デフォルト設定から分かるものとソースコードから、
次のものが設定できるようです(使えるかはちゃんと調査していないです)。
設定可能値 | 内容 |
---|---|
closeTab |
タブを閉じる |
closeWindow |
【ソースコード】ウィンドウを閉じる 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった |
copy |
【ソースコード】コピー これはちゃんと動く |
decreaseFontSize |
【ソースコード】フォントサイズを小さくする 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった |
increaseFontSize |
【ソースコード】フォントサイズを大きくする 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった |
newTabProfile0 |
profiles の1番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile1 |
profiles の2番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile2 |
profiles の3番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile3 |
profiles の4番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile4 |
profiles の5番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile5 |
profiles の6番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile6 |
profiles の7番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile7 |
profiles の8番目の設定で新しいタブを開く |
newTabProfile8 |
profiles の9番目の設定で新しいタブを開く |
newTab |
profiles の1番目の設定で新しいタブを開く |
newWindow |
【ソースコード】新しいウィンドウを開く 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった |
nextTab |
次のタブに移動する |
openSettings |
設定ファイルを開く |
paste |
【ソースコード】ペースト こちらはinvalidな設定判定になり、設定が削除された |
prevTab |
前のタブに移動する |
scrollDownPage |
1ページ分下に進む |
scrollDown |
1行分下に進む |
scrollUpPage |
1ページ分上に戻る |
scrollUp |
1行分上に戻る |
splitHorizontal |
上下に画面分割する ちゃんと動いた! |
splitVertical |
左右に画面分割する ちゃんと動いた! |
switchToTab0 |
左から1番目のタブに移動する |
switchToTab1 |
左から2番目のタブに移動する |
switchToTab2 |
左から3番目のタブに移動する |
switchToTab3 |
左から4番目のタブに移動する |
switchToTab4 |
左から5番目のタブに移動する |
switchToTab5 |
左から6番目のタブに移動する |
switchToTab6 |
左から7番目のタブに移動する |
switchToTab7 |
左から8番目のタブに移動する |
switchToTab8 |
左から9番目のタブに移動する |
switchToTab |
【ソースコード】どこかのタブに移動する? こちらはinvalidな設定判定になり、設定が削除された |
プロファイル設定
起動するプログラム(コマンドプロンプト/PowerShell/WSLなどなど)やその表示の方法について設定します。 上にあるものほど、リストの上部に表示されるようです。
"profiles" : [ { "acrylicOpacity" : 0.5, "background" : "#012456", "closeOnExit" : true, "colorScheme" : "Monokai Remastered", "commandline" : "powershell.exe", "cursorColor" : "#FFFFFF", "cursorShape" : "bar", "fontFace" : "Consolas", "fontSize" : 10, "guid" : "{61c54bbd-c2c6-5271-96e7-009a87ff44bf}", "historySize" : 9001, "icon" : "ms-appx:///ProfileIcons/{61c54bbd-c2c6-5271-96e7-009a87ff44bf}.png", "name" : "Windows PowerShell", "padding" : "0, 0, 0, 0", "snapOnInput" : true, "startingDirectory" : "%USERPROFILE%", "useAcrylic" : false }, ]
設定名 | 設定可能値 | 内容 |
---|---|---|
acrylicOpacity |
0.0 ~ 1.0 | 画面の不透明度。 |
background |
#rrggbb形式の色コード | 背景色 |
closeOnExit |
true/false | exitを実行するなどして終了した場合に自動でタブを閉じるかどうか |
colorScheme |
文字列 | カラースキーマ設定 schemes 設定の中から使いたい設定のname に設定されている値を指定する |
commandline |
文字列 | 実行するコマンドへのパス。\\ とエスケープすること |
cursorColor |
#rrggbb形式の色コード | カーソルの色 |
cursorShape |
vintage /bar /underscore /filledBox /emptyBox |
カーソルの形状。 |
cursorHeight |
整数値 | cursorShape にvintage を設定しているときのカーソルの高さ(ピクセル?) |
fontFace |
文字列 | 使用するフォント。 |
fontSize |
整数値 | フォントの大きさ。 |
guid |
自分で設定しない | この設定に対するUUID globals のdefaultProfile にこの値を設定する |
historySize |
整数値 | 【憶測】コマンド履歴の…単位はなんだ? 行数? バイト数? 件数? |
icon |
文字列 | リストに表示されるアイコン画像へのパス。C:\Users\$USER\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_{ランダムな英数字列}\RoamingState )を表すパスms-appdata:///roaming/ も使用可能。 |
name |
文字列 | リストに表示されるプロファイル名 |
padding |
左パディング(整数値), |
タブの表示領域に対してパディング(余白)を設定する。 |
snapOnInput |
true/false | よくわかりません |
startingDirectory |
文字列 | 初期ディレクトリのパス |
useAcrylic |
true/false | trueの場合、acrylicOpacity 設定に応じてウィンドウを半透明表示する |
backgroundImage |
文字列 | 背景画像へのパス。 |
backgroundImageOpacity |
0.0~1.0 | 背景画像の透明度。 |
backgroundImageStretchMode |
none /fill /uniform /uniformToFill |
背景画像の表示方法none そのまま表示するfill ウィンドウの大きさに合わせて拡大縮小するuniform 背景画像のアスペクト比を保ったまま拡大縮小するuniformToFill 背景画像のアスペクト比を保ったまま拡大縮小するが、 |
scrollbarState |
visible /hidden |
【ソースコード】スクロールバーを表示するかどうか hidden だとスクロールバーが表示されない |
cursorShape
backgroundImageStretchMode
最後に
なんか、間違った設定とかしているとWindows Terminalくんが勝手に設定削除してくれるので、 バックアップとってからいじったほうがいいです。
間違ってたり、これ知ってるよみたいなことがあったりしたら教えてください。 もう1時すぎてんじゃん……。眠すぎて死ぬ……。
PDFファイルの注釈(Annotation)を列挙する
最近炎上プロジェクトへの支援に行き、そのコードのレビューしてため息が出ています。
さて、PDFには注釈(Annotation)という機能があります。 こんな感じでマーカー引いたり、コメントとか入れられます(図中の赤枠の部分)。 いわゆる赤入れとかに使う感じの機能ですね。
で、この注釈としてつけられたテキストを列挙したい要件があったのですが、 残念ながらAdobe Readerとかだと単純なテキストとして吐けないんですよね。 まあ、実際そういう用途ってほとんどないと思いますが。
じゃあPDF扱う系のライブラリ使ったらできるんじゃねえかなって 探したらPoppler使うとできるよ的なものに行き着いたので、 本記事はこんなニッチな要件を満たしたい人のために残しておきます。
今回、たまたま調査しているときに見つけた参考ブログ記事で扱ってたのがRubyだったので、 Rubyコードで書いていますが、PythonとかPerlとかでもいけるみたい。 そのあたりは自身で調べて。
実行環境
WSL(Windows Subsystem for Linux)上にインストールしたUbuntu 16.04
Rubyはrbenvで入れたv2.6.2
準備
gem
でpoppler
パッケージを入れます。
macだと面倒なような記述がありましたが(WSL上の)Ubuntuだと特に問題なく
以下のコマンド一発で導入できました。
$ gem install poppler
コード
先に結論。エラー処理とかは皆無です。
require "poppler" ARGV.each do |filename| Poppler::Document.new(filename).each do |page| page.annot_mapping.each do |annotation| entity = annotation.annot annotationText = entity.contents if !annotationText.nil? then puts "#{annotationText.gsub(/(\r\n|\r|\n)/, "\n")}" end end end end
Poppler::Document.new
でパスを指定すると、PDFドキュメントのインスタンスが作られる- 注釈はページごとに設定されるのでページごとに走査する
annot_mapping
メソッドを実行すると注釈を全部取り出すことができる- ただし、一段ラッピングされているので具象的な注釈の実体を得るために
annot
プロパティにアクセスする - テキストは
contents
にアクセスするととれる- テキストを含められない注釈とか、テキストが入力されていない注釈はnilが設定される
- 改行が
\r
だけだったりして、コンソールに普通に出力すると悲しいことになったりするので置換してる
制限とか
注釈には「返信」って機能があって、コメントにコメントを付けていくことができます。 上のコードでその返信内容も取れるんだけど、どのコメントに対応するのかが分からない。 APIドキュメントとか読んでみたけど、結局分からなかった
ちなみに
あとでツールねーかなって調べたら、 cpdfというツールがありました。 商用では使えないっぽいけど、それでもよければこっち使うのが楽そう。
参考にしたところとか
- Rubyでpdfのテキストを取得(poppler gem編) - 別館 子子子子子子(ねこのここねこ)はてブロ部
- Rubyでpdfのテキストを取得(その他メモ) - 別館 子子子子子子(ねこのここねこ)はてブロ部
- 一番参考になりました。というか調査の足がかりになりました。感謝します。
- 最初
pdf-reader
で同じことやろうとして日本語でアになってpopplerに乗り換えた
- Ruby で PDF と戯れるの巻 - Qiita
- 一瞬頭をよぎった、ちょっと文字コードっぽいデータいじればいけんじゃね? という幻想を打ち砕いてくれた
- Ruby/Poppler - Ruby-GNOME2 Project Website
- 公式っぽいけど、古い
- 古くてここにあるメソッド使うとdepricatedとか言われる
- Poppler 0.18 (0.71.0) - Poppler 0.18
Ubuntuインストールバトル 2018
事の経緯
- 気づいたらWin10デスク機が鬱病を発症させる気かってほど重くなった
- ディスクアクセスがやばかったみたい
- SSD化してQoLを取り戻すぞ!
- SSD買ってHDDの中身をクローン
- SSD化したよ!爆速!やったね!
- WinUpdが走ったらSSD側のWindows死んだんだけど……
- HDD側のWindowsも死んだんだけど……
- これが本当に謎
- クローンの元と先のディスク両方マザボにつないだ状態でWinUpdかけるとバグって両方のディスクの中身壊すの?
- 仕方ないのでWin10のインストールディスクを作成しクリーンインストール
- 10億年ぶりくらいにDVD-Rを買った
- HDDが余った
- Linux機が家にないからLinux入れるか
- まあ適当にUbuntuでいいよね
Ubuntu インストールバトルの勃発
という感じで始まってしまったUbuntuインストールバトル。
正直、色々含めて2時間ちょっとでインストール終わるなって思ってたんですけど、 蓋を開けたらインストール完了するまでに 4日 かかりました。どうしてこうなった……
1日目
とりあえず壊れたWindowsが入ったHDDから必要なデータをサルベージしたので Windowsでクイックフォーマット。さらばHDDのデータたち。
Ubuntu 18.04のインストールイメージをDLして、さあ入れようと思ったらメディアがない。 適当なディスクもなければUSBもない。 仕方がないので、 インストールする予定のHDDに書き込んでみる 。
無事インストーラ起動。 インストールを進めてみるものの、パーティション作成のところでコケる。 そりゃそうか、ここにインストールメディアの情報がいるもんな。
夜も遅いので、翌日DVD-Rを百均で買ってメディアを作成することにする。
2日目
家の近くの百均、 DVD-R売り切れ 。 まさかのタイムロス。 残業で他のところよる気力もなかった
3日目
今度はDVD-Rを買えたので早速インストーラメディアを作成しインストール。
ところがやっぱりパーティション作成のところでコケる。 一旦インストールを中止してUbuntuを起動し、こっちでパーティションを作ってみる。
操作してみるとディスクのフォーマットとパーティションテーブルの作成はうまくいった。
じゃあext4でフォーマットしよう、と操作するとmkfs.ext4でエラー。
/dev/sdb is apparently is apparently in use by the system
「 お前が使ってるだけやん、何言ってんねん 」
と思ったが、どうしてもエラーが解消しないので調べてみる。
すると、raid組んでたときのゴミが残ってるとか物理ボリュームが残ってるとか、という 情報と対処法の載ったブログがいくつか見つかった。
Windows入れてただけだし、raidも組んでなかったんだけどなと思ってたけど、 ここで「もしかしてクイックフォーマットしただけだから、ディスク上には色々データが残ってる。それを読んでエラーとしている?」と気づく。
ということでddコマンドで完全にHDDの中身を消し去る
# dd if=/dev/zero of=/dev/sdb
朝終わっていることを祈って就寝
4日目
起床したら、ddコマンドが完了していたので起きがけに一発インストールしてみたけど、失敗。 仕事に行くのでPCを一度シャットダウンする。
帰宅後、改めて動かしてみると、 パーティション作成できた…… 。
そういえば、ddコマンド実行後、1回再起動しろって書いてあったのをどこかで見た気がする。
よっしゃーこれで問題解消!インストールを進めるべ! とインストールを開始して無事インストールが完了。
意気揚々とPCを再起動すると、 立ち上がるWindows 10 。
おかしい、起動順序は正しく変えたはずなのに。 と訝しんでいたら、気づく。
「あ、このディスクGPTじゃん。Live DVDはUEFIで起動してないじゃん」
はい、まあ、よくありますね。
もう一回Ubuntuをインストールし直して、長きに渡ったUbuntuインストールバトルに終止符が打たれました。
結論
マニラ生還報告
無事帰ってこれました。
大雨でフライトが1時間以上遅れたり、 関税でややあったりしましたが無事に帰ってきました。 日本帰国時にも関税申告書が必要なんですね。
帰った直後は日本に戻ってきたことにウキウキして、 一週間報告が遅れちゃいました。
とりあえず無事に帰ってこれたことに感謝しながら 今を過ごしています。
早くアニメを見ていかないと。
マニラ生存報告 - 第三週目
★下痢になりました★
今週は下痢に始まり、下痢に終わりました。 熱も出ないし、動き回れはするのですが、泥というか水のような下痢がもう一週間続いています。 しばらく食事も厳しかったですが、だいぶ回復してきました。 早く帰国してちゃんとした治療を受けたいですね。
会社からタダでもらえる胃腸薬と下痢止めを持ってきていたのですが、 いかんせんタダな分、数が少なかったですね。 本当はそんなに飲んじゃあダメなんですけど、 滞在期間に応じて長期間飲み続けられるだけの胃腸薬と下痢止めはあった方がいいですね。
あと残り5日、日本に戻って日々の生活に戻りたい……! あ、でも働き方は戻りたくない()
甘い
先週は紅茶について愚痴りましたが、本当にめちゃくちゃ甘いものが多くて厳しいです。 料理名にsweetって書いてあったり、"spicy or sweet?"って聞かれたときに辛いのはやだなあと思ってsweetって選ぶと甘さに悶えます。
一番衝撃的だったのは中華料理屋で頼んだ酢豚ですね。英語でSweet and sour porkって書いてあります。 まあ、酢豚は甘めの味付けではあるのですが、こっちの酢豚は舌にまとわりつく甘さがあります。 しかも、一緒に入っている肉以外のものの大半がパイナップルという……。
現金
モールにいくとそこそこ両替所があるので、結構気兼ねなく現金を手に入れられます。 ただ、場所によって書かなきゃいけない書類に差分が結構あります。 金出すだけでいいとか、名前とホテル名だけ書いてあとはパスポート渡して必要なものを係の人に書いてもらうとか、 自分でいろいろと細かくかかないといけないとか千差万別です。
あと、街中にATMがいっぱいあるので、クレジットカード等によるキャッシングも結構簡単にできます。 ただ、よく分からないのですがATMによって中に入っている現金の影響か取引できないとか結構あります。 別のATM使えとかメッセージが出ます。マジか。
施設への入り口
フィリピンは日本より治安が悪いので、色んな施設の入り口にガードマンが立っていて、 手荷物検査とかを受けないと中に入れません。
が、なんか雑です。腰のあたりに拳銃持ってないかときどきボディチェックこみで確認されますが、 荷物はバックパックの上の方をちょっと見るなりして、いいよって通してくれます。 金属探知機とか常備でチェックするのですが、いっつもビービーなるのに普通に通してくれます。 逆に本当に拳銃とか入っていたらどんな反応するのだろうって気持ちになります。
僕らの使う英語
やっぱ発音だめなんだなーって痛感します。 ときおり"sorry?"とか、カタカナ英語的にはそう言ったんですけどみたいな言葉を「ナニソレ……?」って感じで聞き返されたりします。 RとLとか、thの発音とか、本当に難しいですね。
あとは、日本というお国柄で、アメリカ英語なんだなーってときどき感じます。 会食して、いっぱい料理頼んで、余った料理を包んでもらってたときに「あ、doggy bagですね」って口走ったら 「いやまあそうなんだけど、きれいに包んでもらうからtake offとかtake outとかいうね」みたいなこと言われました。
水
口にするものはミネラルウォーター(加熱等で殺菌処理しただけの水)を買って飲む、というのは海外のルールみたいな感じでしょうが、 6Lボトルなんて売ってるんですね。めちゃくちゃどでかいペットボトルです。あんなんどうやってコップに水を注ぐのか興味があります。
日本語
時々日本語を話してくれる人がいます。ホテルの警備員は「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」って声をかけてくれます。 朝食のバイキングの店員さんはお一方だけ、朝"Good morning!"って挨拶すると「もしもし」って挨拶しかえしてくれます。
こっちの料理には緑色のちいさな柑橘類が酸味を足す目的でよく付いてくるのですが、 一度「これ知ってる? 日本にも『チクワサ』っていう似たのがあるよね。」って聞かれました。 最初、板わさのちくわ版が頭をよぎり、理解できませんでした。「ほら沖縄の」って言われて初めてシークァーサーだって気づきました。 英語圏?の人には「チクワサ」って聞こえるんですね。
マニラ生存報告 - 第二週目
無事に生き延びております。 マニラでの二週間目を完了しました。
今週の生存報告をさせていただきます。
気候について補足
先週の報告では、「日本の夏に似て暑い」と報告いたしましたが、少し言葉が足りませんでしたので訂正します。 めっちゃ暑い日に夕立が降り始め、「おっ、これで涼しくなるかな?」と思ったらちょっと降っただけにすぐ止んでしまい、 湿度だけ上がって不快度が上がる日がありますよね。あんな感じです。
モバイルネットワークについて
スピードテストを実施しましたので、貼り付けます。 VPNの使用はしておりません。
紅茶がつらい
マニラのファストフードで紅茶が頼めなくなりました。 なぜならくそ甘くて口に合わないから。緑茶に砂糖が入っていて甘くてびっくりした、という海外話は聞いたことがありますが、紅茶が甘すぎて飲めないのは初めてでした。 ガムシロップ5つくらい入っているのかなって思うくらい甘いです。多分それを物語るがごとく、ちょっと白濁した色味をしています。これがブラックで売られています。
フィリピンの方々について
歌が好きなんだと思いますが、 脈略なく歌いはじめます 。レンタカーのドライバーさんも、コンビニの店員も、デパートの店員も、オフィスで働くエンジニアも、 仕事中だろうがなんだろうが突然歌い始めます。慣れないので、場の緊迫度が上昇するように感じます。
アニメについて
ホテルでアニマックスが見れるのですが、今のラインナップはこんな感じです。
- サクラクエスト
- アリスと蔵六
- ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース(一期)
- 双星の陰陽師
- イナズマイレブン アレスの天秤
- かくりよの宿飯
- ニセコイ(一期)
- ダンボール戦機ウォーズ
- ストライク・ザ・ブラッド(一期)
……( ^ω^)
加えて、これらの作品はNHK教育のアニメ並みに再放送されまくります。 前日の夜10時台に2話みたら、同じ2話が次の日の朝6時台に放送され、また土曜日に……。 画質や音声もニコニコ動画のエコノミーみたいな感じです。ただ、英語字幕がつくので英語勉強になる気もしなくないです。
割とどの作品も「お子様に見せる前に注意してね」的表示になります。 サクラクエストにも出るのでちょっと面白くなります。ジョジョは16歳以上からの視聴が推奨されてます。 一部表現は修正されていて、ジョジョのストレングス戦の際にはシャワーのシーンでさらに強いモザイクがかけられ、イエローテンペランス戦ではワンちゃんのシーンが一部カットされてました。なるほど。
深夜はよく分からないですが、一部の作品は日本と同じクールの作品がやってます。 日曜夜8時半から「はたらく細胞」が始まりました。
体調
金曜に痔で便器を真っ赤に染め上げ、土曜に落ち着いたかと思ったら今日の午後から絶賛下痢です★
原因に心当たりはありません★
食欲はあり、腹痛はないですが、前途多難です★
マニラ生存報告 - 第一週目
ご無沙汰しております。かれこれ一年以上も放置してましたね。
2018年6月の最終週から1ヶ月間、仕事の関係でなんとフィリピンのマニラに行くことになり、 今フィリピンのマニラからこれを書いています。しかも初めての海外です。 初めての海外がフィリピンです。はい。意味が分かる人だけ分かってください。
現時点での感想として、それなりに楽しい経験をできています。 が、これは会社含めて多方面からかなりのサポートを得られているからであり、 やはり海外旅行に不慣れな方が行くべきところではない気がします。
気候
フィリピン観光という意味では、今は雨期に当たる時期でオフシーズンです。 日本の真冬(12月~3月)がちょうどいい気候だと現地の方から伺いました。
日本の夏に近い気温と湿度で暑いです。 雨期は毎日のようにスコールが降ると聞いていましたが、 そこまで雨に遭遇していないです。あと降る時間は割と短時間の場合が多く、 室内にいる間に降っていたということが多いです。
治安
いくらかマシな地域に滞在しているようですが、やはり怖さがあります。 すれ違う人がスリや強盗かも……と思いながら気を付けています。
滞在しているホテルを含めた様々な場所に銃を所持した警備員がいます。 この人たちは自分を撃ってくることはないとは思えどやはり怖いです。
また、街灯の数も少ないので道が暗く、怖いです。
交通
渋滞がすごいです。でも渋滞よりも運転とかがヤバいです。 名古屋や福岡もびっくりな運転をします。歩行者もヤバいです。
何がヤバいって
- ノーウィンカーで右左折・車線変更する
- ドライブレコーダのヒヤリハット映像で見るような車線変更や合流する
- 急加速・急ブレーキ、可能な限り高速移動を尊ぶので下手くそな運転でなくてもギッタンバッコンする
- そんな荒い運転をする車が大量に移動しているのに横断歩道や信号がほとんどない
- そんなところを「自動運転車運用実験での死亡事故」みたいな感じで左右を見ない現地人の歩行者が突然出現する
というのが当たり前のところです。 この歩行者が移動し辛い国というところも行くべきではない理由の1つなのだなって感じました。
食事
フィリピン料理はちゃんとしたところのやさしめの味付けのものを食べたので、 どれも口に合い、美味しかったです。 田舎のほうだとどぎつい味付けだったりするようです。
全体的に高カロリーな感じのする肉を焼いたりしたものや揚げ物が多い印象です。
あと、味付けについては濃いめのものが多く、特に甘さの強いものが多い気がします。 お菓子などはすごく甘く、コーヒーに入れる砂糖の量も多いです。
ファストフードはちょっと特徴的で、 マクドナルドのようなハンバーガショップでも ライス(タイ米)やスパゲッティを扱っています。 あと、なぜかフライドチキンも扱っています。
レストランは日本食レストランや日本の外食チェーン店が数多く出店しています。 現地人曰く、日本食レストラン等が一番多く存在するそうです。
買い物・物価
海外ではよくあるモールで買い物をします。 食事も基本はモールにあるレストランやファストフード店で行っています。
どのモールもかなり広いです。 小さいところでも、立川のIKEAくらいありそうな広さはあります。 大きいところだと、立川駅から立川IKEAに行くまでの広大な土地に 複数の建物が立っており、1つのモールを構成しています。
電子機器などは日本と同じくらいの価値ですが、 食品や日用品はそれなりに安いです。 特に果物は安く、マンゴーなんかは1kgで500円くらいです。安い。 ファストフードも300円くらいで普通のセットが頼めます。
通信
ホテルのネットワークはときどき通信が途切れますが、 それでも安定したADSLくらいの速度が出て動画とかも普通に見れました。
一部の高級住宅街に暮らしている人は先行して 100MBpsくらいでる光ファイバー通信を享受できているようです。
モバイルネットワークは、一応4G LTE通信ができますが、安定性や速度はよくわかりません。 というのも、つい最近ようやく通信できるようになったばかりであるのと、 電波をよく受信する外で携帯が治安上の問題であまり使えないからです。 第二週目の報告をする際には、このあたりを調査しておきます。
今はGlobeのTravellerSIMというプリペイドタイプのSIMを使用しており、 30日1.5GBのプランに加入しています。このプランは大体800円程度なので、とても安いですね。 しかも、どう計測しているのかは知らないですが、特定のアプリやサービスへの通信については 別途1GBの通信をオマケしてくれます。がっつりDPIでもしているのでしょうか。ただ、これもいい感じですね。
自分はauの携帯を使っていたので、SIMロック解除済みとはいえ少々不安があったのですが、なんとか使えました。 APN設定をし、加えてローミングを有効にすることで使えるようになりました。 APN設定が少し難しく、すぐ見つかる情報だけではなかなかIPアドレスが取得できませんでした。 下記に2018年6月時点での情報を載せておきます。
- APN名: 好きなやつ
- APN: internet.globe.com.ph
- MCC: 515
- MNC: 02
- 認証タイプ: PAP
- APNタイプ: default,supl
- APNプロトコル: IPv4
- APNローミングプロトコル: IPv4
- その他: 未設定とかデフォルト値
衛生面
飲食店にハエがいることが普通だったりします。 バイキングの食器にハエがとまってたりします。 あと、水や氷で当たることがあるらしく、すごく気を付けています。 水はミネラルウォータを買って飲んだりするのが当たり前のようです。
近くに流れる小川を覗いた際には、 白く濁っておりドブのような悪臭が強くしていました。
その他
- 野良猫をそこそこ見ますが、みんなやせ細っています。
- 飼い猫も見ましたが、やせ細っていました。
- フィリピンの人、猫そんなに好きじゃない?
- VPN使えばOKかなって思ったけど、Amazon Primeとかそういうのは今結構規制されてみれないんですね。
以上、第一週目の生存報告を終了します。