Windows Terminalの現時点での設定可能項目について

数日前にMicrosoft Storeで公開されたWindows Terminalを インストールしていろいろいじってみたので、2019/06/27時点での設定ファイルの書き方や設定内容について、 自分への備忘録的にまとめておこうと思います。

(2019/06/29 追記) もうちょっと実際に設定するなどして内容をアップデートしました

注意

  1. あんまり情報がないので、Try&Errorだったりソースコードからの推測だったりで書いている情報があります
  2. 調べても現時点でよく分かんないこともたくさんあります
  3. 誤った情報が盛りだくさんの危険性があります
  4. プレビュー版に対する設定ファイルの書き方なので、後日めちゃくちゃ変更される可能性があります
  5. そのうちMicrosoftくんが公式のドキュメントをまとめてくれるかもなので(すでにある?)、そっちがあったらそっちを見てください

設定ファイルの開き方

Windows Terminal上部にある「+」の横をクリックして出てくるメニューのSettingを選びます。 設定ファイルの開き方

なおこのファイルは、以下に配置されています。
C:\Users\$USER\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_{ランダムな英数字列}\RoamingState

設定ファイルの構造

大きく分けて、下のような構造になっています。

{
    "globals" : 
    {
        Windows Terminal 全体の設定
    },
    "profiles" :
    [
        {
            コマンドプロンプトとかPowerShellとかWSLとか、
            Windows Terminal経由で起動するプログラムの設定
        }
    ],
    "schemes" : 
    [
        {
            カラースキーマの設定
        }
    ],
}

設定内容(2019/06/27時点)

カラースキーマ設定

"schemes"に設定を追記していきます。例えばデフォルトのカラースキーマの1つであるCampbellの設定は次のとおり。

        {
            "background" : "#0C0C0C",
            "black" : "#0C0C0C",
            "blue" : "#0037DA",
            "brightBlack" : "#767676",
            "brightBlue" : "#3B78FF",
            "brightCyan" : "#61D6D6",
            "brightGreen" : "#16C60C",
            "brightPurple" : "#B4009E",
            "brightRed" : "#E74856",
            "brightWhite" : "#F2F2F2",
            "brightYellow" : "#F9F1A5",
            "cyan" : "#3A96DD",
            "foreground" : "#F2F2F2",
            "green" : "#13A10E",
            "name" : "Campbell",
            "purple" : "#881798",
            "red" : "#C50F1F",
            "white" : "#CCCCCC",
            "yellow" : "#C19C00"
        },

nameがカラースキーマ名で、backgroundおよびforegroundがそれぞれ背景色と前景色。 あとはキー名の通り、各色の設定です。

使い方は、後述のprompt設定において、 使用するカラースキーマ設定にnameに指定した名前を設定することで そのカラースキーマが適用されます。

デフォルトでいくつか定義されているけど、そんなに数も多くないし、 自分で作るっていうのもあれなので、先人が作ってくださった設定をコピペして使うのがいいと思います。

mac使っている人とかにはおなじみのiTerm Color Schemesに なんとWindows Terminalで使うための設定ファイルWindows Terminalの公開に合わせて用意されている(!!)ので、 ありがたくそれを使わせてもらうと捗ります。

グローバル設定

Windows Terminalの挙動を定義するもので、次の項目が設定可能です。 globals設定に記載します。

    "globals" : 
    {
        "alwaysShowTabs" : true,
        "defaultProfile" : " ... ",
        "initialCols" : 120,
        "initialRows" : 30,
        "keybindings" : 
        [ ... ],
        "requestedTheme" : "system",
        "showTabsInTitlebar" : false,
        "showTerminalTitleInTitlebar" : false
    },
設定名 設定可能値 内容
alwaysShowTabs true/false 常時タブを表示する。falseかつshowTabsInTitlebarもfalseだと起動時にタブ領域が表示されないし、ついでにGUI操作で新しいタブを開いたり設定ファイルを開いたりできなくなる。
defaultProfile 文字列 Windows Terminal起動時に起動するprompt設定のguidの値
initialCols 整数値 【憶測】画面起動時の画面幅(桁数)
initialRows 整数値 【憶測】画面起動時の画面高さ(行数)
keybindings 別記 ショートカットキー設定
requestedTheme system/dark/light UIテーマ
dark/lightはそれぞれダークテーマ・ライトテーマでsystemはシステム設定に合わせる、というものだと思います。
あと、これ以外の値を設定した場合は多分systemになります。下記参照
showTabsInTitlebar true/false trueだとタイトルバーと切り替えタブが融合する
showTerminalTitleInTitlebar true/false trueだと選択しているタブのタイトルがタイトルバーにも表示される。showTabsInTitlebarがtrueだと一見何が変わったのかよく分からないですが、ちゃんとタスクバーにマウスカーソル持っていくと、表示されるテキストがこの設定の影響を受けます

requestedTheme

f:id:e8l:20190628202220p:plain
requestedThemedarkを設定

f:id:e8l:20190628202453p:plain
requestedThemelightを設定

showTabsInTitlebar

f:id:e8l:20190628202751p:plain
showTabsInTitlebartrueを設定

f:id:e8l:20190628202859p:plain
showTabsInTitlebarfalseを設定

ショートカットキー設定

global設定中のkeybindingsに設定します。

    "globals" : 
    {
        "keybindings" : 
        [
            {
                "command" : "closeTab",
                "keys" : 
                [
                    "ctrl+w"
                ]
            }, ...
        ]
    }
設定名 設定可能値 内容
command 別表 ショートカットキーで実行する操作。別表に設定可能値を記載
keys 文字列の配列 ショートカットキー 書き方はデフォルトの設定を見れば分かると思うので割愛。配列になっているから複数設定できそうだけど、現時点ではできないようで、設定するとなかったことにされます(設定が削除されます!)

commandに設定できるものは、デフォルト設定から分かるものとソースコードから、 次のものが設定できるようです(使えるかはちゃんと調査していないです)。

設定可能値 内容
closeTab タブを閉じる
closeWindow ソースコード】ウィンドウを閉じる 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった
copy ソースコード】コピー これはちゃんと動く
decreaseFontSize ソースコード】フォントサイズを小さくする 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった
increaseFontSize ソースコード】フォントサイズを大きくする 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった
newTabProfile0 profilesの1番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile1 profilesの2番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile2 profilesの3番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile3 profilesの4番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile4 profilesの5番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile5 profilesの6番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile6 profilesの7番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile7 profilesの8番目の設定で新しいタブを開く
newTabProfile8 profilesの9番目の設定で新しいタブを開く
newTab profilesの1番目の設定で新しいタブを開く
newWindow ソースコード】新しいウィンドウを開く 試したら設定自体はvalid判定みたいだけど、動作はしなかった
nextTab 次のタブに移動する
openSettings 設定ファイルを開く
paste ソースコード】ペースト こちらはinvalidな設定判定になり、設定が削除された
prevTab 前のタブに移動する
scrollDownPage 1ページ分下に進む
scrollDown 1行分下に進む
scrollUpPage 1ページ分上に戻る
scrollUp 1行分上に戻る
splitHorizontal 上下に画面分割する ちゃんと動いた!
splitVertical 左右に画面分割する ちゃんと動いた!
switchToTab0 左から1番目のタブに移動する
switchToTab1 左から2番目のタブに移動する
switchToTab2 左から3番目のタブに移動する
switchToTab3 左から4番目のタブに移動する
switchToTab4 左から5番目のタブに移動する
switchToTab5 左から6番目のタブに移動する
switchToTab6 左から7番目のタブに移動する
switchToTab7 左から8番目のタブに移動する
switchToTab8 左から9番目のタブに移動する
switchToTab ソースコード】どこかのタブに移動する? こちらはinvalidな設定判定になり、設定が削除された

プロファイル設定

起動するプログラム(コマンドプロンプト/PowerShell/WSLなどなど)やその表示の方法について設定します。 上にあるものほど、リストの上部に表示されるようです。

    "profiles" : 
    [
        {
            "acrylicOpacity" : 0.5,
            "background" : "#012456",
            "closeOnExit" : true,
            "colorScheme" : "Monokai Remastered",
            "commandline" : "powershell.exe",
            "cursorColor" : "#FFFFFF",
            "cursorShape" : "bar",
            "fontFace" : "Consolas",
            "fontSize" : 10,
            "guid" : "{61c54bbd-c2c6-5271-96e7-009a87ff44bf}",
            "historySize" : 9001,
            "icon" : "ms-appx:///ProfileIcons/{61c54bbd-c2c6-5271-96e7-009a87ff44bf}.png",
            "name" : "Windows PowerShell",
            "padding" : "0, 0, 0, 0",
            "snapOnInput" : true,
            "startingDirectory" : "%USERPROFILE%",
            "useAcrylic" : false
        },
    ]
設定名 設定可能値 内容
acrylicOpacity 0.0 ~ 1.0 画面の不透明度。0で完全な透明。1.0で完全な不透明
background #rrggbb形式の色コード 背景色 カラースキーマ設定よりも優先されるよう
closeOnExit true/false exitを実行するなどして終了した場合に自動でタブを閉じるかどうか
colorScheme 文字列 カラースキーマ設定 schemes設定の中から使いたい設定のnameに設定されている値を指定する
commandline 文字列 実行するコマンドへのパス。バックスラッシュを使用する場合はちゃんと\\エスケープすること
cursorColor #rrggbb形式の色コード カーソルの色
cursorShape vintage/bar/underscore/filledBox/emptyBox カーソルの形状。下記参照
cursorHeight 整数値 cursorShapevintageを設定しているときのカーソルの高さ(ピクセル?)
fontFace 文字列 使用するフォント。日本語名フォントをどう設定するかは分からないけど、多分VSCodeと同じような指定方法でいけるのではないかなと思う
fontSize 整数値 フォントの大きさ。単位は分からないけど多分ポイント?
guid 自分で設定しない この設定に対するUUID 新しく設定を作ってWindows Terminalを起動すると勝手に設定してくれる Window Terminal起動時に立ち上げたいものは、globalsdefaultProfileにこの値を設定する
historySize 整数値 【憶測】コマンド履歴の…単位はなんだ? 行数? バイト数? 件数?
icon 文字列 リストに表示されるアイコン画像へのパス。この設定ファイルが置かれている場所(C:\Users\$USER\AppData\Local\Packages\Microsoft.WindowsTerminal_{ランダムな英数字列}\RoamingState)を表すパスms-appdata:///roaming/も使用可能。
name 文字列 リストに表示されるプロファイル名
padding 左パディング(整数値),上パディング(整数値),右パディング(整数値),下パディング(整数値) タブの表示領域に対してパディング(余白)を設定する。多分背景画像との兼ね合いに使う。単位は多分ピクセルだと思いますが、詳細不明
snapOnInput true/false よくわかりません
startingDirectory 文字列 初期ディレクトリのパス
useAcrylic true/false trueの場合、acrylicOpacity設定に応じてウィンドウを半透明表示する
backgroundImage 文字列 背景画像へのパス。GIFアニメも設定できるらしい。すごい
backgroundImageOpacity 0.0~1.0 背景画像の透明度。0で完全な透明(になるので背景色に設定した色だけが表示される)。1.0で完全な不透明。
backgroundImageStretchMode none/fill/uniform/uniformToFill 背景画像の表示方法
none そのまま表示する
fill ウィンドウの大きさに合わせて拡大縮小する
uniform 背景画像のアスペクト比を保ったまま拡大縮小する
uniformToFill 背景画像のアスペクト比を保ったまま拡大縮小するが、ウィンドウのアスペクト比と異なる場合は適宜クリッピングする
scrollbarState visible/hidden ソースコード】スクロールバーを表示するかどうか hiddenだとスクロールバーが表示されない

cursorShape

f:id:e8l:20190628205835p:plain
bar
f:id:e8l:20190628205938p:plain
underscore
f:id:e8l:20190628210043p:plain
filledBox
f:id:e8l:20190628210126p:plain
emptyBox
f:id:e8l:20190628210231p:plain
vintage

backgroundImageStretchMode

f:id:e8l:20190628211155p:plain
noneを設定
f:id:e8l:20190628211305p:plain
fillを設定
f:id:e8l:20190628211641p:plain
uniformを設定
f:id:e8l:20190628211746p:plain
uniformToFillを設定

最後に

なんか、間違った設定とかしているとWindows Terminalくんが勝手に設定削除してくれるので、 バックアップとってからいじったほうがいいです。

間違ってたり、これ知ってるよみたいなことがあったりしたら教えてください。 もう1時すぎてんじゃん……。眠すぎて死ぬ……。

PDFファイルの注釈(Annotation)を列挙する

最近炎上プロジェクトへの支援に行き、そのコードのレビューしてため息が出ています。

さて、PDFには注釈(Annotation)という機能があります。 こんな感じでマーカー引いたり、コメントとか入れられます(図中の赤枠の部分)。 いわゆる赤入れとかに使う感じの機能ですね。

f:id:e8l:20190416220846p:plain

で、この注釈としてつけられたテキストを列挙したい要件があったのですが、 残念ながらAdobe Readerとかだと単純なテキストとして吐けないんですよね。 まあ、実際そういう用途ってほとんどないと思いますが。

じゃあPDF扱う系のライブラリ使ったらできるんじゃねえかなって 探したらPoppler使うとできるよ的なものに行き着いたので、 本記事はこんなニッチな要件を満たしたい人のために残しておきます。

今回、たまたま調査しているときに見つけた参考ブログ記事で扱ってたのがRubyだったので、 Rubyコードで書いていますが、PythonとかPerlとかでもいけるみたい。 そのあたりは自身で調べて。

実行環境

WSL(Windows Subsystem for Linux)上にインストールしたUbuntu 16.04
Rubyはrbenvで入れたv2.6.2

準備

gempopplerパッケージを入れます。 macだと面倒なような記述がありましたが(WSL上の)Ubuntuだと特に問題なく 以下のコマンド一発で導入できました。

$ gem install poppler

コード

先に結論。エラー処理とかは皆無です。

require "poppler"

ARGV.each do |filename|
  Poppler::Document.new(filename).each do |page|
    page.annot_mapping.each do |annotation|
      entity = annotation.annot
      annotationText = entity.contents
      if !annotationText.nil? then
        puts "#{annotationText.gsub(/(\r\n|\r|\n)/, "\n")}"
      end
    end
  end
end
  • Poppler::Document.newでパスを指定すると、PDFドキュメントのインスタンスが作られる
  • 注釈はページごとに設定されるのでページごとに走査する
  • annot_mappingメソッドを実行すると注釈を全部取り出すことができる
  • ただし、一段ラッピングされているので具象的な注釈の実体を得るためにannotプロパティにアクセスする
  • テキストはcontentsにアクセスするととれる
    • テキストを含められない注釈とか、テキストが入力されていない注釈はnilが設定される
  • 改行が\rだけだったりして、コンソールに普通に出力すると悲しいことになったりするので置換してる

制限とか

注釈には「返信」って機能があって、コメントにコメントを付けていくことができます。 上のコードでその返信内容も取れるんだけど、どのコメントに対応するのかが分からない。 APIドキュメントとか読んでみたけど、結局分からなかった

ちなみに

あとでツールねーかなって調べたら、 cpdfというツールがありました。 商用では使えないっぽいけど、それでもよければこっち使うのが楽そう。

参考にしたところとか

Ubuntuインストールバトル 2018

事の経緯

  • 気づいたらWin10デスク機が鬱病を発症させる気かってほど重くなった
    • ディスクアクセスがやばかったみたい
  • SSD化してQoLを取り戻すぞ!
  • SSD買ってHDDの中身をクローン
  • SSD化したよ!爆速!やったね!
  • WinUpdが走ったらSSD側のWindows死んだんだけど……
  • HDD側のWindowsも死んだんだけど……
    • これが本当に謎
    • クローンの元と先のディスク両方マザボにつないだ状態でWinUpdかけるとバグって両方のディスクの中身壊すの?
  • 仕方ないのでWin10のインストールディスクを作成しクリーンインストール
    • 10億年ぶりくらいにDVD-Rを買った
  • HDDが余った
  • Linux機が家にないからLinux入れるか
  • まあ適当にUbuntuでいいよね

Ubuntu インストールバトルの勃発

という感じで始まってしまったUbuntuインストールバトル。

正直、色々含めて2時間ちょっとでインストール終わるなって思ってたんですけど、 蓋を開けたらインストール完了するまでに 4日 かかりました。どうしてこうなった……

1日目

とりあえず壊れたWindowsが入ったHDDから必要なデータをサルベージしたので Windowsでクイックフォーマット。さらばHDDのデータたち。

Ubuntu 18.04のインストールイメージをDLして、さあ入れようと思ったらメディアがない。 適当なディスクもなければUSBもない。 仕方がないので、 インストールする予定のHDDに書き込んでみる

無事インストーラ起動。 インストールを進めてみるものの、パーティション作成のところでコケる。 そりゃそうか、ここにインストールメディアの情報がいるもんな。

夜も遅いので、翌日DVD-Rを百均で買ってメディアを作成することにする。

2日目

家の近くの百均、 DVD-R売り切れ 。 まさかのタイムロス。 残業で他のところよる気力もなかった

3日目

今度はDVD-Rを買えたので早速インストーラメディアを作成しインストール。

ところがやっぱりパーティション作成のところでコケる。 一旦インストールを中止してUbuntuを起動し、こっちでパーティションを作ってみる。

操作してみるとディスクのフォーマットとパーティションテーブルの作成はうまくいった。

じゃあext4でフォーマットしよう、と操作するとmkfs.ext4でエラー。 /dev/sdb is apparently is apparently in use by the system

お前が使ってるだけやん、何言ってんねん

と思ったが、どうしてもエラーが解消しないので調べてみる。

すると、raid組んでたときのゴミが残ってるとか物理ボリュームが残ってるとか、という 情報と対処法の載ったブログがいくつか見つかった。

Windows入れてただけだし、raidも組んでなかったんだけどなと思ってたけど、 ここで「もしかしてクイックフォーマットしただけだから、ディスク上には色々データが残ってる。それを読んでエラーとしている?」と気づく。

ということでddコマンドで完全にHDDの中身を消し去る

# dd if=/dev/zero of=/dev/sdb

朝終わっていることを祈って就寝

4日目

起床したら、ddコマンドが完了していたので起きがけに一発インストールしてみたけど、失敗。 仕事に行くのでPCを一度シャットダウンする。

帰宅後、改めて動かしてみると、 パーティション作成できた……

そういえば、ddコマンド実行後、1回再起動しろって書いてあったのをどこかで見た気がする。

よっしゃーこれで問題解消!インストールを進めるべ! とインストールを開始して無事インストールが完了。

意気揚々とPCを再起動すると、 立ち上がるWindows 10

おかしい、起動順序は正しく変えたはずなのに。 と訝しんでいたら、気づく。

「あ、このディスクGPTじゃん。Live DVDはUEFIで起動してないじゃん」

はい、まあ、よくありますね。

もう一回Ubuntuをインストールし直して、長きに渡ったUbuntuインストールバトルに終止符が打たれました。

結論

  • WindowsがもともとインストールされてたディスクにUbuntu入れるときは、完全にフォーマットしないとパーティション作成時に詰むことがある
  • ddコマンドで0クリアしたら一旦再起動しないとやっぱりうまくパーティション作れない
    • このあたりはどうしてなんですかね? 不勉強
  • GPTディスクにインストールするときはLive DVDをUEFI起動させないと無駄になる
    • これは完全にやらかしただけ

マニラ生還報告

無事帰ってこれました。

大雨でフライトが1時間以上遅れたり、 関税でややあったりしましたが無事に帰ってきました。 日本帰国時にも関税申告書が必要なんですね。

帰った直後は日本に戻ってきたことにウキウキして、 一週間報告が遅れちゃいました。

とりあえず無事に帰ってこれたことに感謝しながら 今を過ごしています。

早くアニメを見ていかないと。

マニラ生存報告 - 第三週目

★下痢になりました★

今週は下痢に始まり、下痢に終わりました。 熱も出ないし、動き回れはするのですが、泥というか水のような下痢がもう一週間続いています。 しばらく食事も厳しかったですが、だいぶ回復してきました。 早く帰国してちゃんとした治療を受けたいですね。

会社からタダでもらえる胃腸薬と下痢止めを持ってきていたのですが、 いかんせんタダな分、数が少なかったですね。 本当はそんなに飲んじゃあダメなんですけど、 滞在期間に応じて長期間飲み続けられるだけの胃腸薬と下痢止めはあった方がいいですね。

あと残り5日、日本に戻って日々の生活に戻りたい……! あ、でも働き方は戻りたくない()

甘い

先週は紅茶について愚痴りましたが、本当にめちゃくちゃ甘いものが多くて厳しいです。 料理名にsweetって書いてあったり、"spicy or sweet?"って聞かれたときに辛いのはやだなあと思ってsweetって選ぶと甘さに悶えます。

一番衝撃的だったのは中華料理屋で頼んだ酢豚ですね。英語でSweet and sour porkって書いてあります。 まあ、酢豚は甘めの味付けではあるのですが、こっちの酢豚は舌にまとわりつく甘さがあります。 しかも、一緒に入っている肉以外のものの大半がパイナップルという……。

現金

モールにいくとそこそこ両替所があるので、結構気兼ねなく現金を手に入れられます。 ただ、場所によって書かなきゃいけない書類に差分が結構あります。 金出すだけでいいとか、名前とホテル名だけ書いてあとはパスポート渡して必要なものを係の人に書いてもらうとか、 自分でいろいろと細かくかかないといけないとか千差万別です。

あと、街中にATMがいっぱいあるので、クレジットカード等によるキャッシングも結構簡単にできます。 ただ、よく分からないのですがATMによって中に入っている現金の影響か取引できないとか結構あります。 別のATM使えとかメッセージが出ます。マジか。

施設への入り口

フィリピンは日本より治安が悪いので、色んな施設の入り口にガードマンが立っていて、 手荷物検査とかを受けないと中に入れません。

が、なんか雑です。腰のあたりに拳銃持ってないかときどきボディチェックこみで確認されますが、 荷物はバックパックの上の方をちょっと見るなりして、いいよって通してくれます。 金属探知機とか常備でチェックするのですが、いっつもビービーなるのに普通に通してくれます。 逆に本当に拳銃とか入っていたらどんな反応するのだろうって気持ちになります。

僕らの使う英語

やっぱ発音だめなんだなーって痛感します。 ときおり"sorry?"とか、カタカナ英語的にはそう言ったんですけどみたいな言葉を「ナニソレ……?」って感じで聞き返されたりします。 RとLとか、thの発音とか、本当に難しいですね。

あとは、日本というお国柄で、アメリカ英語なんだなーってときどき感じます。 会食して、いっぱい料理頼んで、余った料理を包んでもらってたときに「あ、doggy bagですね」って口走ったら 「いやまあそうなんだけど、きれいに包んでもらうからtake offとかtake outとかいうね」みたいなこと言われました。

口にするものはミネラルウォーター(加熱等で殺菌処理しただけの水)を買って飲む、というのは海外のルールみたいな感じでしょうが、 6Lボトルなんて売ってるんですね。めちゃくちゃどでかいペットボトルです。あんなんどうやってコップに水を注ぐのか興味があります。

日本語

時々日本語を話してくれる人がいます。ホテルの警備員は「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」って声をかけてくれます。 朝食のバイキングの店員さんはお一方だけ、朝"Good morning!"って挨拶すると「もしもし」って挨拶しかえしてくれます。

こっちの料理には緑色のちいさな柑橘類が酸味を足す目的でよく付いてくるのですが、 一度「これ知ってる? 日本にも『チクワサ』っていう似たのがあるよね。」って聞かれました。 最初、板わさのちくわ版が頭をよぎり、理解できませんでした。「ほら沖縄の」って言われて初めてシークァーサーだって気づきました。 英語圏?の人には「チクワサ」って聞こえるんですね。

マニラ生存報告 - 第二週目

無事に生き延びております。 マニラでの二週間目を完了しました。

今週の生存報告をさせていただきます。

気候について補足

先週の報告では、「日本の夏に似て暑い」と報告いたしましたが、少し言葉が足りませんでしたので訂正します。 めっちゃ暑い日に夕立が降り始め、「おっ、これで涼しくなるかな?」と思ったらちょっと降っただけにすぐ止んでしまい、 湿度だけ上がって不快度が上がる日がありますよね。あんな感じです。

モバイルネットワークについて

スピードテストを実施しましたので、貼り付けます。 VPNの使用はしておりません。

f:id:e8l:20180708225648p:plain

紅茶がつらい

マニラのファストフードで紅茶が頼めなくなりました。 なぜならくそ甘くて口に合わないから。緑茶に砂糖が入っていて甘くてびっくりした、という海外話は聞いたことがありますが、紅茶が甘すぎて飲めないのは初めてでした。 ガムシロップ5つくらい入っているのかなって思うくらい甘いです。多分それを物語るがごとく、ちょっと白濁した色味をしています。これがブラックで売られています。

フィリピンの方々について

歌が好きなんだと思いますが、 脈略なく歌いはじめます 。レンタカーのドライバーさんも、コンビニの店員も、デパートの店員も、オフィスで働くエンジニアも、 仕事中だろうがなんだろうが突然歌い始めます。慣れないので、場の緊迫度が上昇するように感じます。

アニメについて

ホテルでアニマックスが見れるのですが、今のラインナップはこんな感じです。

……( ^ω^)

加えて、これらの作品はNHK教育のアニメ並みに再放送されまくります。 前日の夜10時台に2話みたら、同じ2話が次の日の朝6時台に放送され、また土曜日に……。 画質や音声もニコニコ動画のエコノミーみたいな感じです。ただ、英語字幕がつくので英語勉強になる気もしなくないです。

割とどの作品も「お子様に見せる前に注意してね」的表示になります。 サクラクエストにも出るのでちょっと面白くなります。ジョジョは16歳以上からの視聴が推奨されてます。 一部表現は修正されていて、ジョジョのストレングス戦の際にはシャワーのシーンでさらに強いモザイクがかけられ、イエローテンペランス戦ではワンちゃんのシーンが一部カットされてました。なるほど。

深夜はよく分からないですが、一部の作品は日本と同じクールの作品がやってます。 日曜夜8時半から「はたらく細胞」が始まりました。

体調

金曜に痔で便器を真っ赤に染め上げ、土曜に落ち着いたかと思ったら今日の午後から絶賛下痢です★
原因に心当たりはありません★
食欲はあり、腹痛はないですが、前途多難です★

マニラ生存報告 - 第一週目

ご無沙汰しております。かれこれ一年以上も放置してましたね。

2018年6月の最終週から1ヶ月間、仕事の関係でなんとフィリピンのマニラに行くことになり、 今フィリピンのマニラからこれを書いています。しかも初めての海外です。 初めての海外がフィリピンです。はい。意味が分かる人だけ分かってください。

現時点での感想として、それなりに楽しい経験をできています。 が、これは会社含めて多方面からかなりのサポートを得られているからであり、 やはり海外旅行に不慣れな方が行くべきところではない気がします。


気候

フィリピン観光という意味では、今は雨期に当たる時期でオフシーズンです。 日本の真冬(12月~3月)がちょうどいい気候だと現地の方から伺いました。

日本の夏に近い気温と湿度で暑いです。 雨期は毎日のようにスコールが降ると聞いていましたが、 そこまで雨に遭遇していないです。あと降る時間は割と短時間の場合が多く、 室内にいる間に降っていたということが多いです。

治安

いくらかマシな地域に滞在しているようですが、やはり怖さがあります。 すれ違う人がスリや強盗かも……と思いながら気を付けています。

滞在しているホテルを含めた様々な場所に銃を所持した警備員がいます。 この人たちは自分を撃ってくることはないとは思えどやはり怖いです。

また、街灯の数も少ないので道が暗く、怖いです。

交通

渋滞がすごいです。でも渋滞よりも運転とかがヤバいです。 名古屋や福岡もびっくりな運転をします。歩行者もヤバいです。

何がヤバいって

  • ノーウィンカーで右左折・車線変更する
  • ドライブレコーダのヒヤリハット映像で見るような車線変更や合流する
  • 急加速・急ブレーキ、可能な限り高速移動を尊ぶので下手くそな運転でなくてもギッタンバッコンする
  • そんな荒い運転をする車が大量に移動しているのに横断歩道や信号がほとんどない
  • そんなところを「自動運転車運用実験での死亡事故」みたいな感じで左右を見ない現地人の歩行者が突然出現する

というのが当たり前のところです。 この歩行者が移動し辛い国というところも行くべきではない理由の1つなのだなって感じました。

食事

フィリピン料理はちゃんとしたところのやさしめの味付けのものを食べたので、 どれも口に合い、美味しかったです。 田舎のほうだとどぎつい味付けだったりするようです。

全体的に高カロリーな感じのする肉を焼いたりしたものや揚げ物が多い印象です。

あと、味付けについては濃いめのものが多く、特に甘さの強いものが多い気がします。 お菓子などはすごく甘く、コーヒーに入れる砂糖の量も多いです。

ファストフードはちょっと特徴的で、 マクドナルドのようなハンバーガショップでも ライス(タイ米)やスパゲッティを扱っています。 あと、なぜかフライドチキンも扱っています。

レストランは日本食レストランや日本の外食チェーン店が数多く出店しています。 現地人曰く、日本食レストラン等が一番多く存在するそうです。

買い物・物価

海外ではよくあるモールで買い物をします。 食事も基本はモールにあるレストランやファストフード店で行っています。

どのモールもかなり広いです。 小さいところでも、立川のIKEAくらいありそうな広さはあります。 大きいところだと、立川駅から立川IKEAに行くまでの広大な土地に 複数の建物が立っており、1つのモールを構成しています。

電子機器などは日本と同じくらいの価値ですが、 食品や日用品はそれなりに安いです。 特に果物は安く、マンゴーなんかは1kgで500円くらいです。安い。 ファストフードも300円くらいで普通のセットが頼めます。

通信

ホテルのネットワークはときどき通信が途切れますが、 それでも安定したADSLくらいの速度が出て動画とかも普通に見れました。

一部の高級住宅街に暮らしている人は先行して 100MBpsくらいでる光ファイバー通信を享受できているようです。

モバイルネットワークは、一応4G LTE通信ができますが、安定性や速度はよくわかりません。 というのも、つい最近ようやく通信できるようになったばかりであるのと、 電波をよく受信する外で携帯が治安上の問題であまり使えないからです。 第二週目の報告をする際には、このあたりを調査しておきます。

今はGlobeのTravellerSIMというプリペイドタイプのSIMを使用しており、 30日1.5GBのプランに加入しています。このプランは大体800円程度なので、とても安いですね。 しかも、どう計測しているのかは知らないですが、特定のアプリやサービスへの通信については 別途1GBの通信をオマケしてくれます。がっつりDPIでもしているのでしょうか。ただ、これもいい感じですね。

自分はauの携帯を使っていたので、SIMロック解除済みとはいえ少々不安があったのですが、なんとか使えました。 APN設定をし、加えてローミングを有効にすることで使えるようになりました。 APN設定が少し難しく、すぐ見つかる情報だけではなかなかIPアドレスが取得できませんでした。 下記に2018年6月時点での情報を載せておきます。

衛生面

飲食店にハエがいることが普通だったりします。 バイキングの食器にハエがとまってたりします。 あと、水や氷で当たることがあるらしく、すごく気を付けています。 水はミネラルウォータを買って飲んだりするのが当たり前のようです。

近くに流れる小川を覗いた際には、 白く濁っておりドブのような悪臭が強くしていました。

その他

  • 野良猫をそこそこ見ますが、みんなやせ細っています。
  • 飼い猫も見ましたが、やせ細っていました。
    • フィリピンの人、猫そんなに好きじゃない?
  • VPN使えばOKかなって思ったけど、Amazon Primeとかそういうのは今結構規制されてみれないんですね。
    • 自宅サーバ内のVPNを使うとか、その手のDNSサービスを利用しないといけないそうです。

以上、第一週目の生存報告を終了します。

2017年の抱負

あけましておめでとうございます。 ブログ更新サボっててすみません。 なんとか元気にすごしております。

昨年は入社して、プライベートな時間で仕事のことを一切考えないスキルを 身につけることができました。

しかしながら、同時にアニメ見たり、料理作ったり、 グダグダしたりなどあんまりモノ作ったり技術勉強しなかったのは 良くなかったなあと反省する次第であります。

今年からは、ちょっとずつでもそうした時間や活動を 増やしていきたいと思います。

今年もまた、よろしくお願いいたします*1

*1:1/2といえば書き初めの日、なんとか間に合いました