Kindle Fire(第5世代)を買っちゃった&色々設定した

先月すべりこみでAmazon Studentの無料体験に登録したのですが、体験を含む会員向けの4,000円引きクーポンに釣られてKindle Fire(第5世代、以下Kindleと表記)を買っちまいました。

Fire タブレット 8GB、ブラック

Fire タブレット 8GB、ブラック

色々使ってみて、よそでも言われているようにこの価格でこの性能は非常に素晴らしいです。

さて、買ったあと色々と設定したので、メモ代わりに残しておきます。

Google Playを突っ込む

KindleのベースOSがAndroidで、Google Playと関連アプリを入れれば色々Android向けアプリが使えることは有名な話です。そこで、やり方をググってみると、どっかの怪しいサードパーティ製のツール使ってadb経由で入れる方法とか手元のAndroid端末からapkを抽出してインストールするなどの方法が出てきました。

手元の端末から抽出

そこで、まずは手元の端末からapkを抽出してインストール……、しようとしましたが失敗しました。 原因として思いつくのはAndroidのバージョンです。手元の端末が4.1.2に対してKindleは5.1です。 参考文献では4.2のものから成功したようですが、状況が変わったのですかね?

Factory Imageから抽出

そこで、別の方法を探してみたところ、Nexus系等を工場出荷時に戻したり無理やりバージョンアップさせたりするための Factory Imageからapkを抽出して適用するという方法が見つかりました。 これを適用したところ、無事に導入できました。

Factory Imageのダウンロード

公式のページから対応しそうなやつを見繕ってダウンロードします。

developers.google.com

今回は端末のサイズや通信方法などが近いもの(razor-LMY48T)をダウンロードしました。 めっちゃ重い(492MB)ので気長に待ちます。

Image Fileの変換

ダウンロードしたファイルを解凍すると、工場出荷時に戻すためのバッチファイルとイメージファイルのzipが得られるので、さらに解凍します。 すると、いくつかのImage Fileが得られるのですが、このうちのsystem.imgの中にapkが入っています。

さっそく開こうと思ったのですが、開けず。それは自明なことで、Androidファイルシステム向けのイメージになっています。 そこで、ext4のイメージファイルへと変換させます。

github.com

使い方はReadMeにある通りです。じっくり待つと変換されたimgファイルが生成されます。

最後はこのimgファイルをマウントして、目的のapkを取得し、以下の順にインストールすれば完了です。

  1. Googleアカウントマネージャー(/priv-app/GoogleLoginService/GoogleLoginService.apk)
  2. Google Play開発者サービス(/priv-app/PrebuiltGmsCore/PrebuiltGmsCore.apk)
  3. Googleサービスフレームワーク(/priv-app/GoogleServicesFramework/GoogleServicesFramework.apk)
  4. Google Playストア(/priv-app/Phonesky/Phonesky.apk)

無料の電子書籍を突っ込む

KindleをPCと繋いで、/Books/に電子書籍を置くと認識されるとヘルプにありました。

Amazon.co.jp ヘルプ: コンピュータからKindle Fireへコンテンツを転送する

そこで、以下で紹介されている無料電子書籍のいくつかをkindle向けのmobi形式でダウンロードしてみたのですが、どうにもライブラリ上に表示されません。

qiita.com

調べてみると、mobi形式でも特定のタグ情報が追加されてないといけない? とのことでした。 そこで、Calibreという電子書籍自炊勢にはお馴染みのソフトを使って変換したものを配置してみることにしたところ、 無事、ライブラリに表示されるようになりました。

なお、Send to Kindle for PCというものをインストールしてみたのですが、なぜかログインできなかったため こちらは使えませんでした。ただ、こちらは一度Amazonのサーバに電子書籍を送信するので、今回採用した方法よりもはるかに時間がかかることが想定されます。

参考文献